同人誌を読むのって、楽しいですよね。同人誌だけでなく、いろいろな創作物に触れていると、「自分もやってみたい!」と思う方は多いのではないでしょうか。ネット上での活動も良いですが、せっかくなら同人イベントにサークル参加したいですよね。
しかし、サークルについてよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。詳しく知りたいという方に向けて、今回は同人サークルについてお話していきます。種類や作り方、メンバーの募集や参加方法についてご紹介していますよ。
また複数人での活動で起こりがちなトラブルを事前に回避するため、初めに決めておきたいことについてもお話していきます。同人サークルを作って、さらに楽しいオタクライフを始めませんか?
目次
同人サークルとは?
同人サークルとは、同人作品の作成や発表を目的として作られるグループのことです。ネット上での同人活動ではサークルを作る必要はありませんが、同人イベントに参加する際には必要になるものです。
作られるのは漫画や小説だけでなく、グッズや音楽、ゲームや評論文などさまざまです。
同人サークルの種類
同人サークルには2種類あるので、詳しくお話していきます。
同人サークルに種類があるの?
昔と現在では同人サークルの主な形が変わっています!それぞれのメリットと一緒に紹介しますね。
合同サークル
合同サークルとは、複数人で同人作品を制作・発表するグループのことです。メリットは、制作物の費用やイベント参加費を折半できる点です。また集まった人たちがそれぞれの得意なことを活かし、クオリティの高い作品を制作できるのも良い点です。
個人サークル
個人サークルとは、1人で同人作品を制作、発表しているグループを指します。1人なのに「サークル」というのは変な感じがするかもしれませんが、同人イベントはサークル単位での参加が基本です。
昔は作品の制作費用が高額だったため、合同サークルでの参加が一般的でした。しかし、最近では同人誌などを制作する費用が安くなったため、個人サークルが多くなっています。以前からの名残で今も「サークル」という言葉が使われています。
メリットは、全て1人で行うので人間関係に気を使わずに活動できる点です。しかし、準備は自分で行わなければならないため、費用や作業の負担は大きくなります。
同人サークルの作り方
続いては詳しい作り方についてご紹介します。以下では3つの決めることについてお話しています。
サークルの種類を決める
まずは個人サークルか合同サークルにするかを決めましょう。どちらにするかは、作りたいものによってどうするかを考えます。漫画や小説などの同人誌を作っている方は、個人で活動している方が多いです。
普段は個人で活動して、友人たちとの合同誌を作るときには合同サークルとしてイベントに参加するという方法を取っている方がいます。その時の状況によって使い分けてもよいかもしれません。
活動内容を決める
その次は、制作するものを決めます。オリジナルや二次創作の漫画・小説・グッズなど、さまざまなジャンルがあるので、自分がやりたいものを選びましょう。ジャンルは1つに絞るのも良いですし、さまざまなジャンルを取り扱うのも良いですよ。
サークル名を決める
活動内容を決めたら、次はサークル名を決めましょう。何でも構いませんが、同じジャンルに同じサークル名は混同されてしまいますので、避けた方が良いでしょう。また絵文字などの環境依存文字は使用できませんので、注意してくださいね。
そしてサークル名を決める際に気を付けたいのは、他人に見られても恥ずかしくないものにするということ。宅配搬入の際にサークル名を宅配伝票に記載しなければならないので、家族や配送ドライバーさんに見られてしまうかもしれません。
その際に恥ずかしい思いをしないためにも、誰に見られても大丈夫な名前にしましょう。どうしても決められない!という場合には、友人に名前を付けてもらったり、「サークル名ジェネレーター」を使用してみるのも1つの方法です。
メンバーの集め方や参加方法
合同サークルを結成する際には、自分以外のメンバーが必要ですよね。以下ではメンバーの集め方や、参加方法についてお話していきます。
友人を誘う
まず初めは、気の合う友人を誘う方法です。友人であれば相手の性格や得意なものなどがわかっているので、トラブルが起こりにくいでしょう。好きなジャンルが一緒の友人がいれば、誘ってみるのも良い方法ですよ。
SNSなどで募集する
続いては、SNSなどネット上で募集をする方法です。どういったジャンルでどんな内容をするのかを明確に決めて、募集してみましょう。同じジャンルが好きな友人が近くにいなくても、ネット上でなら仲間を見つけられるかもしれません。
メンバー募集をしているサークルに声をかける
すでに活動している合同サークルには、SNSなどでメンバー募集をしているところもあります。気になった際は声をかけてみましょう。しかし、個人活動が主流になっている今では、募集をかけているところは少ないようです。
活動開始時に決めておくこと
合同サークルは複数人での活動になるので、人間関係のトラブルは起こりがちです。そこで本格的に活動を始める前に、きっちりとルールを決めておくことをおすすめします。ルールの内容は集まった人間関係などで変わりますが、予め決めておくと良い3点をご紹介します。
売り上げや費用の割合
トラブルの元になりやすいのが、お金のことです。同人誌などの制作物の作成費用や、イベント参加費、そして作品の売り上げの割合は必ず決めておきましょう。同じページ数の漫画や小説を書く場合には折半で良いですが、ゲームや音楽を作成する際は作業の負担割合などが変わってきますよね。
担当するものの負担を考えて、費用の割合を決めましょう。
役割分担を明確にする
お金のこと以外には、作業の負担割合でもトラブルが起こりがちです。誰がどこまでを負担するのかをきっちり決めておくことで、「自分ばかり!」という不満が起きにくくなります。
締め切りを守る
1つの作品を作るときに大切なのは、締め切りや約束などを守ることです。複数人での活動だと、中には締め切りが守れないという人も出てくることも…。1人でも守られないと作業が滞ってしまうため、進捗に遅れが出ますよね。
最悪イベントに間に合わないというトラブルが起こってしまうかもしれません。締め切りに間に合わないなどの困ったときには密に連絡を取り合うなどして、全員が締め切りなどをしっかりと守れるようにしておきましょう。
まとめ
同人サークルの種類や、作り方、メンバーの集め方についてご紹介しました。また複数人での活動で起こりがちなトラブルを、事前に回避するために決めておきたいルールについてもお話ししました。
同人活動は大変なことも多いですが、自分の想いや作りたいものを思いっきり表現できる素敵な方法です。また同じものが好きな仲間を見つけられる良い機会にもなります。表現したいことや作りたいものがあるという方は、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
同人イベントに参加して、楽しい趣味の時間を過ごしてください。