新型コロナウイルスが流行して、同人イベントは次々と延期・中止になってしまいました。しかし、同人イベントの主催者側の努力によって再開をしているイベントもあります。せっかく再開されたイベントで、感染拡大は防ぎたいですよね。
そのためには、どんなコロナ対策をすればよいのでしょうか?サークル参加・一般参加時にやっておきたい感染対策について、詳しくお話していきます。また、同人イベントの主催者側が行っている対策についてもご紹介します。
主催者側の感染対策の一環として、参加の際に事前の準備が必要になることもありますので、詳しく見ていきましょう。さらに、コロナ対策として活用してほしい「トリオキニ」についてもご紹介しています。これから紹介するコロナ対策をしっかりと行って、楽しい同人イベントにしましょう。
コロナ対策ってどんなことをすればいいんだろう?
サークル・一般参加した際のコロナ対策をこれから紹介しますね。
目次
サークル参加時にやっておきたい感染対策
では、サークル参加時にやっておきたいコロナ対策についてです。
こまめに除菌
コロナ対策の一番の基本は除菌です。1人の接客が終わるたびに消毒できるように、個人用に消毒スプレーを用意しておくと良いでしょう。また、卓上に消毒スプレーを設置して、スペースを訪れた方に気軽に使ってもらえるようにするのもおすすめです。
飛沫防止カーテンの設置
設営!いちおうカーテンしました pic.twitter.com/kNAZIhKpvs
— しそ (@shisoyakumi) August 10, 2020
対面で気になるのは飛沫ですよね。コンビニなどでも設置されている飛沫防止カーテンを利用すると、安全に多くの方と交流ができますよ。飛沫防止カーテンはポスタースタンドを活用したり、100均で購入できるもので用意できたりするので、自分のスペースに設置しやすいものを用意しましょう。
トレーを使う
人との接触を極力避けるために、お金や同人誌の受け渡しにはトレーを使用しましょう。お金トレーや同人誌が入るようなトレーは100均でも購入できます。サークル参加時には用意しておくと良いですよ。
見本はQRコードを用意
以前はスペースに見本の同人誌を置くのが一般的でしたが、接触はできるだけ避けたいですよね。そこでおすすめなのが、見本誌を置くのではなくサンプルが見られるサイトに飛べるQRコードを用意することです。
スペースに来てくれた人はQRコードを読み込んで自分のスマホでサンプルが読めるため、本を触る必要がありません。QRコードの作成は無料でできますので、用意しておくと良いでしょう。
卓上には1冊のみ置く
以前はテーブルに同人誌を平置きしていたサークルが多かったのですが、そうすると複数の人が同人誌に触れてしまうため、コロナ対策の面で気になってしまいますよね。そのため、テーブルには1冊だけ置いて在庫をテーブルの下に置いて管理するサークルが増えています。
ただ、テーブルに1冊しかないと完売だと思われてしまうこともあるので、「在庫あります」など書いた紙を置いておくと、スペースに来た人に在庫の有無がわかりやすいのでおすすめです。
指さし購入
飛沫防止のために極力会話せずに指さしで購入できるようにするのも、おすすめのコロナ対策です。テーブル上に「指さし購入推奨」といった、声を出さずに購入できるハンドサインの例などを書いた紙を設置してみましょう。
マスクをしたり、飛沫防止カーテンを設置していると声はどうしても届きづらくなるため、声が大きくなりがちです。ハンドサインを作って置くと、飛沫防止に一役買ってくれますよ。
一般参加時にやっておきたい感染対策
続いては、一般参加をしたときにやっておきたい感染対策についてです。
ソーシャルディスタンスを意識
コロナ対策として大切なのは、密接にならないことです。入場時の列で間隔を空けるように誘導されますが、サークルスペースに並ぶ際も意識しましょう。油断するとついつい近づきすぎてしまうこともあるかと思うので、距離を空ける意識を忘れないようにしてください。
小銭の用意
同人イベントでは小銭を多く用意して、お釣りが出ないようにするのがマナーと言われていますよね。小銭を用意するのは、コロナ対策でも有効な手段です。お釣りが出ないようにすることで、サークル側とのやり取りを減らせて感染予防になりますよ。
こまめな消毒
一般参加の場合もコロナ対策として消毒は欠かせません。携帯用のアルコール消毒液を持って行っても良いですし、イベント会場内でも消毒液が設置されているので、頻繁に利用しても良いでしょう。
新刊の事前チェック
会場内での同人誌との出会いを大切にしている方は多いかと思います。しかし、会場内で探すとスペースに立ち止まる時間が多くなってしまいますよね。コロナ対策としてスペースの滞在時間を減らしたほうが良いので、同人誌の事前のチェックが大切になってきます。
また、サークルによってサンプルを置いていないこともあるので、事前に調べておくことをおすすめします。
同人イベントの主催者側の感染対策
これまでは参加側のコロナ対策を紹介しました。では、同人イベントの主催者側はどんな感染対策をしているのでしょうか?以下で見ていきましょう。
入場時の検温
会場内に入る際に、検温を実施しています。検温した際に37.5℃以上ある場合は入場ができませんので、少しでも体調が悪いと感じたら参加を控えるようにしましょう。
消毒液の設置
会場内にはいたるところにアルコール消毒液が設置されています。手の消毒はコロナ対策の基本ですので、参加時には活用していきましょう。
常時換気
会場内はシャッターが常時開けられていて、換気がされています。強い風が入ってくることもありますので、サークル参加時はテーブル上のものが飛ばされないような工夫が必要です。
独自の感染対策
イベント主催者によって、独自の感染対策を行っていることもあります。
アプリ「COCOA」のインストール
ComicCityなどを主催している赤ブーブー通信社では、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のインストールが必須です。入場時に「COCOA」の接触履歴画面を提示しなければなりません。
イベント参加時には事前にインストールしておきましょう。
仮説手洗い場の設置
館内に仮設手洗い所を設けています。
— 赤ブーブー通信社 (@AKABOO_OFFICIAL) August 10, 2020
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最も有効なウイルス対策は手洗い!
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こまめな手洗いにご利用ください。 pic.twitter.com/8PyTjAejY3
赤ブーブー通信社では、仮説の手洗い場を設置しています。さまざまなものに触れて手の汚れが気になる場合でも、手洗いが気軽に行えます。
来場者の確認
赤ブーブー通信社とコミティアでは、来場者がわかるように管理しています。赤ブーブー通信社は「b2-online」の入場認証システムを利用します。参加する際に必要になるので、予めユーザー登録を済ませておきましょう。
コミティアでは、入場時に連絡先カードを提出して、会場内の人数の把握に必要なリストバンドと交換することになっています。
同人イベントの主催者別の感染対策の比較
同人イベントの主催者によって行われているコロナ対策が違ってきます。以下で表にして比較しました。今回は赤ブーブー通信社・コミティア・スタジオYOUを比較しています。
主催者 | 赤ブーブー通信社 | コミティア | スタジオYOU |
---|---|---|---|
検温 | サーモグラフィー・非接触型体温計 | 非接触型体温計 | 非接触型体温計 |
来場者の身元確認方法 | b2-online | 連絡先カード | |
アプリ「COCOA」 | 必須 | 推奨 | 特になし |
パーテーションの設置 | 机上スペース中央間衝立は会場側で用意 | 自分で用意 | 自分で用意 |
コスプレ | 当面なし | なし | あり |
密回避にトリオキニがおすすめ
サークル参加した際に、スペース前が混雑するのは避けたいですよね。そういった場合に便利なのが、「トリオキニ」の利用です。では、どんなメリットがあるのでしょうか?
混雑緩和ができる
トリオキニで取り置き依頼を受け付けると、取り置き希望の人へスペースに来てほしい時間を指定できます。混雑しそうな時間帯を避けて指定することで、スペース前で人が多く集まらないようにできますよ。
スムーズに購入できる
トリオキニを利用しているサークルで欲しい同人誌があれば、取り置き依頼をすることで確実に手に入れられます。取りに行く時間をサークルが指定するので、その時間に行くことで混雑を避けて、スムーズに購入できますよ。
トリオキニの詳しい使い方はこちらをチェックしてください。
トリオキニの使い方
まとめ
再開された同人イベントでやっておきたいコロナ対策について、詳しくご紹介しました。手の消毒や人との間隔を空けることが、感染を広げないために大切なことです。こまめな消毒や距離を空けることを意識しておきましょう。
また、少しでも体調が良くないと感じた場合には、万が一のこともあるので参加を断念するという選択肢も大切です。参加者全員がコロナ対策を意識して、楽しい同人イベントにしてくださいね。