イベント間際になって、同人ペーパーやおまけ本を作りたくなった!という経験はありませんか?
今から印刷所に頼んでいては間に合わないという場合、心強い味方になるのがキンコーズ(Kinko’s)です。
キンコーズとはコピーや印刷、製本サービスを扱うビジネスコンビニのこと。東北エリアから九州エリアまで全国的に店舗展開しています。
印刷所に頼めない時に、どうしてキンコーズが便利なの?
キンコーズの強みはなんといってもスピード!どういった利点があるのか、くわしく説明していきますね。
キンコーズを利用するとどんなメリットがあるのか、シチュエーション別の活用法についてまとめました。
以下の動画で記事の内容をサクッと紹介していますので、お時間がない方はこちらをチェックしてみてください。
目次
キンコーズを利用するメリットとは?
これまでにキンコーズを利用したことがない人にとっては、ビジネスコンビニを同人活動で使うイメージはあまり浮かばないかもしれません。 これまで入稿スケジュールの問題で諦めていたことも、キンコーズのサービスを活用すると解決できることがたくさんあります。
キンコーズではどんなサービスが利用できるのか、同人活動に役立つポイントをまとめました。
最短即日で1部からでもコピー本が制作できる
キンコーズのフルサービスを使うと、即日~1日という短納期で最小ロット1部からコピー本の印刷~製本全てをおまかせすることができます。 仕様に制限があってもとにかくコスパ重視であれば、セルフコピーサービスで印刷から中綴じ製本まで行うことも可能です。
たとえば、カラー表紙に残りの本文が白黒印刷16Pの本を一冊作るとした場合、セルフコピーなら1冊あたり117円で作成することができます。 キンコーズのサービスは小ロットでも大量ロットでも値段に大きな違いがありません。また納期についても、超短縮納期でない限りはスピーディに均一料金で仕上げてくれます。
そのためイベント直前の短納期で中綴じ本を仕上げたい場合や小ロットでコピー本を作りたい場合、キンコーズのサービスを利用するとお得なことが多いのです。
A1やB1のポスター印刷も即日印刷可能
イベントでブースを目立たせる大事なアイテムの一つが、ポスターです。イベント初心者だとうっかりポスターの手配を忘れていたというトラブルもありますよね。 ポスターのサイズの目安は、設置場所に応じて次のように分かれています。
ポスターを設置する方法 | サイズの目安 |
---|---|
イベント会場の壁に貼る | A1やB1 |
床に直接立たせるポスタースタンドを使用する | B2やA2 |
ブースの机に立てる卓上ポスタースタンドを使う | 基本はA3 |
A3以上のサイズがプリントできる場所は限られますが、キンコーズであれば大丈夫。A1やB1といった大判のポスター印刷でも最短即日で仕上げてくれます。 ポスター印刷の価格は次のようになっています。九州・中四国エリア以外であれば、無料の会員登録だけでシルバー会員割引が適用されます。
会員種別 | A3 | A2 | B2 | A1 | B1 |
---|---|---|---|---|---|
一般会員 | 1,870円 | 3,300円 | 4,950円 | 6,050円 | 8,800円 |
シルバー会員 | 1,683円 | 2,970円 | 4,455円 | 5,445円 | 7,920円 |
会員登録は無料なのに、ずいぶんお得なんだね。
利用回数が増えるとポイントも貯まっていくので、キンコーズを何回も使う人は会員登録しておくと便利です!
24時間対応のWEB入稿で全国店舗での受け取り可
キンコーズのサービスを利用する時は、店舗での入稿のほか24時間対応しているWEB入稿が選べます。 WEB入稿を使うためには会員登録が必要ですが、店頭価格から常時10%オフで利用でき、全国のキンコーズ店舗や配送で納品物を受け取ることができます。
配送を頼むと別途送料がかかるため、コストを考えると店舗での受け取りの方がおすすめです。たとえば遠征前にWEB入稿をすませ、イベント会場や宿泊場所から近い店舗で受け取る流れだとスムーズですね。
ただし各キンコーズ店舗の営業時間には注意が必要です。新型コロナの影響で短縮営業になっていることもあるので、事前に公式HPで店舗情報をチェックしておきましょう。
シチュエーション別おすすめのキンコーズサービス利用法
同人活動にも活用できる便利なビジネスコンビニ、キンコーズ。しかしキンコーズの取り扱いサービスは様々なので、どのように頼めばいいのか慣れないうちは迷いますよね。
便利なのはわかったけど、サービスの活用法がイメージしにくいなあ。
具体的な状況に合わせて、どんなサービスを使えばいいかお教えしますね!
シチュエーションに応じて利用を検討したいサービスの詳細をお伝えします。
同人ペーパーやコピー本の即時印刷ならセルフサービス
同人ペーパーやコピー本をできるだけお金を掛けずに即時で仕上げたい人は、セルフサービスを利用しましょう。 セルフサービスを利用する流れは次のとおりです。
- 店頭の受付で「セルフサービスを利用したい」旨を伝える。
- 機器を操作して、自分の手で印刷や製本を行う。
- 作業が終わったら、受付で料金を支払う。
基本的な機器の操作方法については、スタッフの人に尋ねれば案内してもらえます。寸法などを間違えてミスコピーしてしまった場合も印刷代はかかるため、不明点はしっかり確認しておきましょう。
原稿データはUSBメモリに保存しておくとスムーズですが、店頭PCを有料で借りて操作することも可能です。 アナログ原稿を扱うのであれば、文具類が揃っているワークスペースが無料で使えるので上手に活用しましょう。
A3以上の大判印刷を行う場合はセルフサービスでは対応できないため、次にご紹介するWEB入稿や店頭のフルサービスを利用することになります。
印刷・製本をプロにおまかせしたいならWEB入稿
印刷・製本の作業を一貫してプロのスタッフに任せるのであれば、WEB入稿での依頼がおすすめです。会員価格が適応され、24時間入稿ができます。 作業料金はクレジットカードでの先払いが基本ですが、納品物を店頭で受け取る場合は現地払いも選べます。
WEB入稿の欠点としては、2つ挙げられます。
- 原稿にミスがあった場合、修正できずに納品されてしまったり修正が間に合っても納期が遅れたりする。
- 印刷する用紙や規格については、全て自分で決めなくてはならないので、最低限の印刷知識が必要。
発注する商品がわかっていれば、実店舗まで行く時間や労力を削減できるので積極的に利用したいサービスです。
仕様を相談したい場合は店頭でのフルサービスも検討
たとえばポスターを印刷する際にどの用紙を使うべきか、といった相談をしてから依頼内容を決めたい場合は、店頭のフルサービスを利用しましょう。 カウンターで相談をすると、その場で原稿やデータを確認しながら一緒に仕様を決めていくことができます。
納期や料金についても相談できると、初心者の人でも悩まずにすむよね。
原稿データに不安がある人も店頭のフルサービスだとその場で確認できるので安心ですね。
時間にゆとりがない人は、オンラインの見積もり・相談から事前に問い合わせておくと店頭での相談時間が短縮できます。
コストを抑えて突発本を作ろう!セルフで製本する際のポイント
同人活動でキンコーズを最も使う機会が多いのが突発本の印刷・製本でしょう。印刷コストを抑えて小ロットの本を作るには、セルフサービスの活用がおすすめです。
セルフサービスで突発本を作る際には、どのような点に注意すればよいのでしょうか? 印刷・製本のポイントについてまとめました。
セルフサービスで中綴じ製本可能な仕様とは?
キンコーズの印刷機の中には、印刷した原稿を二つ折りして製本まで自動で行なってくれる機種があります。 それらの機器を使ってセルフで製本できる規格は次の通りです。
- B5かA5(その他の規格は要相談)
- ページ数は4P~80P(最大用紙枚数20枚)
- 右綴じ/左綴じどちらも可能
自動中綴じができるセルフコピー機には通常B5の製本に合わせてB4の用紙が挿入されています。もしA5の本を作りたい場合は、A4ヨコの用紙に入れ替える必要があります。
用紙の入れ替えは自分ではやらないこと。自分で持ち込んだ用紙を使いたい場合も、必ず店頭スタッフに頼みましょう。
なんだか難しそう…
慣れればカンタンですよ!不安な場合は、公式HPの動画ガイドや店頭マニュアルの内容をしっかり確認してから作業に移りましょう。
用紙サイズに合わせて原稿を制作しよう
中綴じ製本に移る前に、まずはコピー機に合わせて原稿のサイズを調整しておくのがポイント。 B5本であれば原稿サイズはB5のままで問題ありませんが、A5で仕上げる場合はA4サイズでの原稿作成が推奨されています。
コピー機で縮小するため、文字やイラストは縮小後の見やすさを意識した配置にしておくのがおすすめです。慣れないうちは、そのままの寸法で印刷できるB5の方が作りやすいかもしれませんね。 コピー機の仕様上、原稿には5mmの余白が生じます。原稿内の絵や文字は5mm以上内側の枠に納めるように仕上げましょう。
中綴じ面付けが合っているかは要チェック
キンコーズでプリントアウトした原稿を製本する場合、表紙を先に作ってから本文と組み合わせて中綴じしていく流れになります。 最初は一部だけテストで製本するのがポイント。原稿を挿入した際に、ページの順番や上下を間違えているとせっかくの本が台無しです。
焦って製本すると、うっかりミスしちゃいそうだよー
ミスコピー代も余計にかかってしまうので、セルフの製本は一つ一つの作業をしっかり確認しながら進めましょう。
何冊も一度に製本してしまってからミスに気づくと後が大変なので、テスト製本は必ず行うことをおすすめします。 不明点があれば、キンコーズのスタッフに問い合わせたりマニュアルを確認したりして、迷ったまま作業を進めないようにしましょう。
まとめ
キンコーズは、コピー本や突発本を印刷・製本したり、イベント直前にポスター印刷を手配したりするときにとても便利なサービスです。 特にセルフサービスは、うまく使いこなせれば低コストかつ短納期で本を作ることができます。
予定していた印刷所の締切を過ぎてしまった方や、直前に新刊以外の同人誌を出したくなってしまったという方にとてもおすすめなのでぜひ今回の記事をご参考に利用してみてくださいね。
キンコーズ公式サイトはこちら