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同人小説用のテンプレートを公開している印刷所5選

同人小説用のテンプレートを公開している印刷所5選

小説の同人誌を作成している際に、原稿の設定で困ったことはありませんか?初めてならなおさら、どこをどのように設定したらいいかわからないという方も多いかと思います。小説の原稿には、余白や行数、フォントやノンブルなど、さまざまな設定が必要です。

しかし、1から設定するとなると、この設定でちゃんとした仕上がりになるのかと悩むこともありますよね。そういった場合におすすめなのが、テンプレートです。今回はテンプレートに関する疑問や、公開している印刷所やサイトについてご紹介します。

使いやすそうなテンプレートを探してる文字書きさん必見!また、初めて小説の同人誌を作成する方は参考になる部分があるかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。

トリオくん
トリオくん

小説本って原稿の設定をどうすればいいかわからない…

宮川 梨華
宮川 梨華

テンプレートを使うと簡単ですよ!







小説のテンプレートの気になる疑問

小説のテンプレートの気になる疑問
では、小説のテンプレートについての疑問についてご紹介します。


テンプレートを使うメリットは?

テンプレートを使うメリットは?
まずは、テンプレートを使うメリットについてです。一番のメリットは、細かい書式設定を自分で設定しなくても良いところです。慣れていなかったり、初めてだと設定方法がわからずに困ってしまうこともありますよね。

テンプレートを使えば、ダウンロードするだけでそのまま使えるので、難しい設定が不要です。ちなみに、1から設定したいという方に向けて、おすすめの記事がこちらです。参考にしてみてください。

同人小説をWordで快適に書くための設定を詳しく解説!


他の印刷所のテンプレートは使ってもいい?

小説のテンプレートを公開している印刷所は、実はそこまで多くありません。そのため、利用したい印刷所によっては小説のテンプレートを公開していない場合があります。そういった場合、書式設定を1からしないといけないのは手間ですよね。

そこで、他の印刷所のテンプレートを活用する方法があります。別の印刷所のものを使って入稿しても問題ありません。ただ、そのままの設定では利用する印刷所の規定に合わないこともあります。

そのため、印刷所によっては入稿できるように設定を変える必要があります。


設定は変えてもいい?

テンプレートの設定を変えてしまっても良いのかと、気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?ダウンロードしたものを自分の好みに合わせて、設定を変えてもかまいません

ただ、印刷所の規定は守らないと印刷ができないため、入稿できる範囲で好きに変えても良いですよ。



小説用本文テンプレートを公開している印刷所

小説用本文テンプレートを公開している印刷所
続いては、小説用のテンプレートを公開している印刷所を取り上げました。探している方は、参考にしてみてください。


しまや出版

しまや出版
まずは、小説の同人誌作成の強い印刷所「しまや出版」です。文字書きに嬉しい表紙のセミオーダーや、豊富な小説用のオプションが魅力の印刷所です。こちらで公開しているテンプレートは「中・上級者向け」と「初心者向け」、そして「飾り枠本文用」の3種類。

「中・上級者向け」は用紙設定のみのもので、行間や余白などの設定を自分で設定できる自由度の高いものです。「初心者向け」は用紙設定、文字サイズや行間など全て設定してあるので、そのまま使えます。

「飾り枠本文用」はオプションで付けられる、小説本文ページの余白部分に飾り枠を入れられるもの専用ファイルです。このオプションで同人誌を作成したい場合は、こちらを使うと良いでしょう。

しまや出版


株式会社栄光

株式会社栄光
テンプレートの種類が豊富な印刷所は「株式会社栄光」です。小説用のものはサイズ、段組み、綴じ方、ノンブルの位置別にそれぞれ用意されているのが特徴です。細かく種類が分けられているので、好みのものを選ぶだけで簡単に同人誌の原稿に取り掛かれます。

また、こちらでは表紙用のものもあるのですが、「表紙+背幅」を自動計算して、背幅込みの表紙原稿が簡単に作成できるツールも公開しています。本文の設定も初めてでは大変ですが、表紙はなおさらわからないことだらけの方も多いはず。

表紙も自分で作成したい場合は、こちらの利用がおすすめです。

株式会社栄光


緑陽社

緑陽社
小説本セットが注文できる「緑陽社」でも、小説本文用のテンプレートが公開されています。こちらではA5・B6・新書・A6(文庫)と4つの種類がダウンロードできます。A6(文庫)のものは、ダウンロードをしたファイルの中に1段組で上・下ノンブル別で設定されたものが入っています。

A6(文庫)以外のものは、ファイルの中に1段組み、2段組、上・下ノンブル別と4種類入っていますよ。また、小説用の表紙・カバー・帯用のテンプレートも公開されています。もし、小説本でカバーや帯のオプションを考えている方は、使ってみるのがおすすめです。

緑陽社


同人誌印刷るるる(イシダ印刷)

同人誌印刷るるる(イシダ印刷)
同人誌にカバー・帯が付いたセットが注文できる「同人誌印刷るるる」のテンプレートは、A5、B5・B6・新書・文庫サイズ。同人誌のサイズに合わせて、2段組3段組のものがあり、ルビに対応しているものもあります。

ルビ対応のものは、ルビを付けても行間がバラバラにならない設定になっています。そのため、漢字にルビを付けたいという方は、使ってみてはいかがでしょうか。

同人誌印刷るるる


booknext

booknext
表紙をテンプレートの中から選ぶ、表紙作成が苦手な方におすすめの「表紙イージーオーダー」があるのが、「booknext」です。こちらで公開されているのは、A5・B5・B6・新書・文庫サイズがあり、それそれ1段組・2段組のものがあります。

また、WordだけでなくPages用のものもあるので、iPhoneやiPadで小説を書いている方に嬉しいサービスです。もしbooknextで注文をする際に、Pagesを使用している場合に気を付けないといけないことがあります。

それはPages形式では入稿できないことです。PDFに書き出さないと入稿ができませんので、注意しましょう。

booknext


大陽出版

大陽出版
最後に紹介するのは、「文豪セット」と「オンデマンド小説セット」2種類の小説用セットがある印刷所「大陽出版」です。こちらで公開されているのは、A5・B6・新書・文庫サイズの4種類です。

文庫サイズは1段組のみで、その他のサイズは1段組・2段組の2パターンがあります。その他にはフルカラー・モノクロの表紙用や、袋とじ用のものもありますよ。ちなみに、小説本作成ガイドブックがサイトで公開されているので、一読してみても良いかもしれません。

大陽出版



テンプレートを配布しているサイト

テンプレートを配布しているサイト
最後は小説用のテンプレートを配布しているサイトについてです。


楽描堂

楽描堂
同人誌初心者の文字書きのためにテンプレートを配布してくれている「楽描堂」。サイズはA5・B6・新書・文庫の4種類です。本文用だけでなく内表紙や目次、奥付などの同人誌作成に必要なページもあるのが嬉しいポイントです。

また、実際に製作者が印刷所で入稿した際の書式設定のものがあるので、とても参考になります。そして、設定を変えたい方のために画像付きで変更方法を説明しているページもあります。

初めて小説の同人誌を作成する方は一度目を通してみると、参考になるサイトです。

楽描堂


BOOTH

BOOTH
実は「BOOTH」でテンプレートを配布されている方がいます。Word以外にも一太郎Affinity Publisher用のものもあります。こちらで公開されているのは無料・有料とあります。

有料版のものは無料版に目次や奥付などのページが追加されていて、ダウンロードをしてそのまま小説の同人誌が作れる便利なものです。本文用だけでなく、表紙用の素敵な素材も販売されているので、こちらで表紙を探してみるのも良さそうです。

BOOTH



まとめ

小説の同人誌を作成する際に利用すると便利なテンプレートについてご紹介しました。複数の印刷所で公開されているので、どうすれば良いか悩んでいる方はダウンロードがおすすめです。

また、上記で紹介した個人で作成されたテンプレートは、本文以外のページは含まれていたり、実際に入稿した設定で作られていたりするで使いやすいものです。初めての方でも安心して原稿が書き始めることができますよ!

テンプレートを活用して、素敵な小説の同人誌を作成してくださいね。

この記事を書いた人

宮川 梨華

宮川 梨華

ソシャゲが好きでコスプレ経験あり。課金は1万/月まで。最近はカラオケにいけずストレスがたまっているので、布団をかぶって熱唱することにした。