同人イベントに参加する際、頒布物のほかにも大切な準備物があります。それは頒布物を見やすく並べるためのディスプレイ棚です。しかし、初めて同人イベントに参加する場合、どんなものを用意すればよいかわからないですよね。
ディスプレイ棚のキットも販売されていますが、自分が使いやすいようなものが良いという方には自作するのがおすすめです。では、実際にどうやって作成すればよいのでしょうか?
今回は同人イベントで使うディスプレイ棚を自作するメリット・デメリットと、自作例についてお話していきます。また、やっぱり作るのは難しいと感じている方に、ディスプレイ棚のキットもご紹介しています。
ディスプレイ棚を自作して、同人イベントに参加しませんか?
ディスプレイ棚、作りたいけどどうやって作ればいいんだろう?
これから自作する方法をご紹介しますね。
目次
ディスプレイ棚を自作するメリット・デメリット
まずは、ディスプレイ棚を自作するメリットとデメリットについてです。
メリット
ディスプレイ棚を自作するメリットはどんなものなのでしょうか?
自分が使いやすいようにカスタマイズできる
最初のメリットは、同人イベントで自分が使いやすいようにディスプレイ棚をカスタマイズできる点です。既製品も売られていますが、自分が並べたい頒布物の数に合わなかったり、スペースレイアウトが難しくなったりする場合があります。
そのため、ディスプレイ棚は自作することで同人イベント当日に自分が搬入しやすく、使い勝手の良いものになりますよ。
価格を抑えられる
2つ目のメリットは、低価格で作成できる点です。一から材料を揃えて自分で作成する方が、販売されているディスプレイ棚を購入する方より安く用意できることがあります。工夫次第で、材料を全て100円均一で揃えられるのが魅力です。
よく使われる材料は、以下の通りです。
- プラスチックダンボール
- カラーボード
- ワイヤーネット
- 有孔ボード(パンチングボード)
- コの字ラック
- 結束バンド
デメリット
続いては、自作するデメリットについてです。
作図が必要な場合がある
最初のデメリットは、使用する材料によって作図が必要になる点です。特にプラスチック段ボールを使って、材料を切って組み合わせるものはしっかりと作成プランを練らなければなりません。場合によっては作図が必要になるため、面倒に感じてしまうかもしれません。
試行錯誤が必要
2つ目のデメリットは、実際に同人イベント当日に使えるように試行錯誤が必要な点です。自作のディスプレイ棚の作り方はネット上にいろいろ紹介されていますが、実際に作ってみると分の思った通りにできなかったり、使い心地が悪かったりすることがあります。
同人イベント当日に慌てないためにも、試行錯誤をして自分が使いやすいものを作成する必要があります。
ディスプレイ棚の自作例
では、ディスプレイ棚の自作例を素材別に紹介します。
プラスチックダンボール
まずは、プラスチックダンボールでの作成方法です。プラスチックダンボールは紙製のダンボールより10倍以上も耐久性があるので衝撃にも強く、軽い素材なのでディスプレイ棚にぴったりです。
100円均一でも購入できるので、低価格で作成できるのも魅力の素材です。プラスチックダンボールを使う場合は、パーツごとに切り分ける必要があるので、作図が必須です。作成の手間はかかりますが、バラバラにできて会場で組み立てることもできるのが嬉しいポイント。
素材自体も軽いため、持ち歩きに便利ですよ。では、以下で制作例をご紹介します。
ダイソーのカラーボード1枚で出来る同人用ディスプレイスタンドver3.2の図面公開です。ついでにボードの切り出し用配置も。軽くて安くて便利です。うまく使えば何回もイベントで活用出来るのでコスパ最強です。後ろにスペースがあるのでつり銭置き場にも出来ますhttps://t.co/MBfto0mryR pic.twitter.com/8RQNWPqQST
— 一休 (@ikkyu019) November 27, 2017
こちら以外にも、さまざまな自作例が公開されていますので、気になる方は調べてみてください。
ワイヤーネット
続いては、ワイヤーネットを使った方法です。ワイヤーネットとは、スチールやアルミなどでできた網目状に編まれているパネルのことです。100円均一やホームセンターで購入できます。
ワイヤーネットと結束バンドを使って、ディスプレイ棚が作成できますよ。ワイヤーネットはさまざまなサイズのものが売られているので、頒布物の数やサイズをみて、丁度よいものを選びましょう。
また、ワイヤーネットは手で曲げたり、ペンチで切り落としたりできるため、自分の好きな形に変えられるのも嬉しいところです。そして、フックやフック付きのラックと組み合わせることもできますよ。同人誌だけでなく、グッズの陳列にもおすすめです。
コミケとかの同人誌即売会イベントで使う丈夫な組み立て式什器(ラック)をダイソー商品だけで作る
有孔ボード
3つ目の紹介は、有孔ボードを使った方法です。有孔ボードとは、等間隔に穴があけられている板のことです。パンチングボードやペグボード、穴あきボードなどと表記されることもあります。
こちらはホームセンターや100円均一などで購入できます。有孔ボードの穴に、フック付きのラックを取り付けるだけでディスプレイ棚が出来上がりますよ。同人イベント以外の時には、玄関に置いて鍵などを引っ掛ける玄関ボードなどにすることも可能です。
同人イベント以外にも、普段使いできるディスプレイ棚ですよ。
コの字ラック
最後は100円均一などで購入できる、コの字ラックを利用する方法です。コの字ラックはアクリル板でできたのものや、キッチン用のコーナーで売られているワイヤーでできたものなどがあります。
積み重ね整理棚やシンク下整理棚という名前で売られているものもありますよ。こちらは同人誌を平置きしたい場合に便利なアイテムです。
ワイヤーでできたものは同人誌にキズができる場合があるので、天板を乗せると良いでしょう。積み重ねられるタイプのものであれば、同人誌やグッズが多く並べられますよ。
自作は難しいという方はキットを活用
これまでディスプレイ棚を自作する方法をご紹介しました。しかし、実際に作るとなると時間がかかるし、素材を集める必要があるので大変ですよね。作成する時間がないという方には、既製品のキットがおすすめです。
同人イベントで大活躍してくれるキットを、以下で3つご紹介します。
スマート本棚
コチラはダンボール素材でできた、同人誌用のディスプレイ棚です。ダンボールなので軽くて持ち運びしやすいのが特徴です。B5サイズの同人誌なら最大4冊表紙を出して飾れるのがポイントです。
また、裏面には物が置けるスペースがあり、一般参加者から小物が見えないように置いておけるのも良いポイントです。
スマート本棚
SASAGAWA組立式3段飾り棚
続いてはグッズの陳列に最適な、3段の飾り棚です。こちらもダンボール素材でできているため、同人イベント会場に搬入しやすいのが良いポイントです。ちなみに、3段以外には5段の飾り棚や、アクセサリーを飾るのに最適な傾斜が付いた飾り棚もあります。
同人グッズやハンドメイド作品をきれいに展示したい場合におすすめです。
SASAGAWA組立式3段飾り棚
AliceDISPLAY
最後に紹介するのは、アリスブックスから販売されている「同人誌即売会卓上組み立て式販売台AliceDISPLAY」です。こちらは同人誌の表紙を表に出しながら、複数陳列できるものです。A5サイズなら3冊、B5・A4サイズなら2冊横に並べられます。
POPを差し込めるように穴があけられているため、同人イベント会場でも目立たせることができますよ。なお、アリスブックスで購入すると折りたたんだディスプレイ棚を収納できる不織布バックが付いてきます。
AliceDISPLAY
まとめ
今回は、同人イベントで使うディスプレイ棚の自作例をご紹介しました。陳列する頒布物の数は、人によってバラバラですよね。また、自分の使い勝手の良いものとなると、既製品では不満が出てしまうこともあります。
そういった場合に、自作するほうがより満足度の高いディスプレイ棚になるので、作成してみてはいかがでしょうか?また、陳列にお金をかけたくないという方は、自作すると良いでしょう。
ちなみに、ディスプレイ棚以外にお金を抑えたいという方は、コチラでポイントをお話しています。参考にしてみてください。
同人誌の制作や頒布費用はどれくらいかかる?
同人誌だけでなく、陳列の準備もしっかりと行って、楽しい同人イベントにしてくださいね!