同人イベントで華やかにディスプレイされている缶バッジ。かさばりにくいし可愛いので、コレクションアイテムとしても人気を集めています。自分でも作ってみたいけどグッズ作成はハードルが高いとお悩みの方も少なくないのではないでしょうか?
実は缶バッジには、同人初心者さんでもチャレンジしやすい要素が揃っているんです。
この記事では用途別のおすすめ作成方法や小ロットでお安く作れる印刷所、気を付けたいポイントなどをご紹介しています。同人初心者さんからベテランまで、素敵な缶バッジを作りたい!という方必見です。
なお缶バッジは「缶バッチ」とも表記されることもありますが、本記事では英語の発音に近い「缶バッジ」という表記を採用しています。
目次
同人初心者に缶バッジ制作をおすすめする3つの理由
同人グッズを作ってみたいけど難しそう……と思っていませんか?同人初心者さんのグッズデビューには、缶バッジがおすすめなんです。ここではその理由を3つにまとめてみました!
料金が安価で小ロット対応している印刷所が多い
缶バッジは32mmサイズの丸型が一般的です。手のひらサイズの大判もありますが、それでも同人グッズの中では小型だといえるでしょう。小型なぶん制作費用も比較的控えめで、1個当たり100円以下で作れる印刷所も珍しくありません。
基本ロットは10個からのところが多いですが、デザイン2種×5個で発注できる印刷所や1個単位で製作できるところも最近増えてきました。初めて同人グッズを作るという方でも、無理なくチャレンジできるのではないでしょうか?
アレンジの幅が広く、使い道が多い
せっかく同人グッズを買ったのは良いけど使い道がない……という困ったケースは意外と多いものです。その点缶バッジは部屋に飾るだけでなく、痛バッグやストラップ、バッグチャームにするなどアレンジ向き。専用の収納ケースやストラップ等に加工するグッズも豊富に販売されており、大量にコレクションしている人も少なくありません。
使い道が多いアイテムなので、同人イベントでも多くの方に手に取ってもらえそうですね!
新規ファンから注目されやすい
同人誌即売会などで人目を引くには、グッズをうまく活用してディスプレイするのが効果的です。カラーボードやワイヤーネットに貼りつけて立体的に飾ると、島中でもインパクト抜群!
同人誌と缶バッジを一緒にした「新刊セット」を頒布するのもおすすめ。同人誌と同じくらいグッズ購入を楽しみにしている方も多いので、今まで作品を手に取ってもらったことがない層にもアピールするチャンスです。きれいに撮影して、Twitterでの告知や同人イベントのお品書きにしっかり活用しちゃいましょう!
缶バッジの制作方法
缶バッジを作るには自作からプロの業者に依頼するまで、さまざまな方法があります。ここではそれぞれの制作方法とメリット、知っておきたいポイント等をまとめました。予算や完成イメージ、用途に合わせてぴったりの方法をチョイスしてくださいね!
市販の缶バッジキットを使う
一番手軽に始められるのが、市販の缶バッジキットを使って自分で製作する方法です。缶バッジキットは100円ショップのものから大がかりな専用マシンまで、さまざまな種類があります。写真やイラストを丸く切り抜き、フィルムと一緒に挟み込むだけなので特別な工具を必要とせず、思い立った時に作れるのが嬉しいですね。
背面をマグネットやクリップにするのであれば、洋裁用のくるみボタンキットを使う手もありますよ!自分の好きな写真やデザインを使うことができますし、必要な量を作れるのも大きなメリットです。
ただし手動で背面パーツを貼り合わせるので、挟み込む紙にシワやヨレが生じやすいというデメリットもあります。同人イベント等で頒布できるレベルに仕上げるには少々コツが要りますが、自分用やお試しで少量作る時に重宝する方法です。
缶バッジのプリントサービスを使う
コピーショップやカメラ専門店、写真店の一部では、写真やイラストを転写して缶バッジを製作するサービスをやっているところがあります。
ほとんどがその場で作ってくれるので、同人イベントの前日やライブに行く途中でもお店さえ開いていれば缶バッジを作れるのが魅力です。最短15分ほどで作れるところも多いので、待ち合わせ前にささっと作ってお友達にプレゼント……なんてことも可能ですね!
写真やイラストを入れたUSB等のメディアを用意するだけなので、データの加工に慣れていない方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。ただしプリントサービスでの缶バッジ作成は、専門の印刷所にくらべて1個あたりの単価が高めになる傾向があります。
同人イベントなどで頒布する缶バッジを作る際は、価格をよくチェックしてから作成することをおすすめします。
印刷所に依頼する
同人イベントでの頒布やノベルティとしてある程度の個数とクオリティが必要なら、同人グッズの作成を依頼できる印刷所に依頼するのがおすすめです。
缶バッジは同人グッズの定番として、多くの印刷所で取り扱われています。印刷所ごとに特色もあり、特殊紙を使ったものやホログラムなど、イメージに合わせたアイテムを作ることができます。
印刷所によっては同人イベント会場まで直接搬入してくれたり、台紙印刷やパッケージ包装のオプションを展開しているところもあるので、同人イベント前の忙しい時期でも安心ですね。
注意点としては、印刷所にはそれぞれ決められた納期があり、そのスケジュールに従ってデータを入稿する必要があります。大型イベント前は特別スケジュールで進行することもあるので、事前に印刷所の入稿日程をよく確認しておきましょう。
小ロットでも製作可能!缶バッジ制作におすすめの印刷所5選
印刷所でクオリティの高い缶バッジを作ってみたいけど、値段が高そうだしデータ作成も難しそう……と思っている方も多いのではないでしょうか。缶バッジ作成を扱っている印刷所には、一個単位の小ロットに対応しているところや特殊加工オプションが豊富なところ等、さまざまな特徴があります
。
ここでは缶バッジ製作におすすめの印刷所を5つご紹介しています。
店頭引き取りも可能!おたクラブ
大阪と東京に店舗を構えているおたクラブは、制作した同人誌やグッズの店頭引き取りというユニークなシステムを導入しています。店舗まで直接引き取りに行けるので、送料等のコストを大幅にカットできるのも嬉しいポイント。
引き取り予定日の午前10時までに入稿が完了すれば、基本的には当日中に商品を受け取り可能です。事前にデータを入稿しておいて、同人イベント前日に遠征先で完成した商品を受け取る……なんてこともできちゃいますね!
扱っている種類も豊富で、三角形缶ミラーや76mmの大判サイズも揃っています。イベント直前だけど缶バッジを作りたい!という方におすすめです。
おたクラブはこちら
ホログラムバッジも作れる!オレンジ工房
多彩な同人グッズ展開に定評があるオレンジ工房ですが、缶バッジのバリエーションもちょっと特徴的。ちょこんとついた耳が可愛い「けもみみ缶バッジ」やざっくりした質感が魅力の布バッジなど、他と被らない缶バッジを作りたい時にぴったりのラインナップが揃っています。
缶バッジを連結して、上下に繋ぐことができる連結用プラグパーツを一緒に発注できるのもポイントです。バッグチャームとして頒布することもできますし、ディスプレイとしても映えるので同人イベントにもおすすめです。
同人誌やグッズ製作をワンストップで行えるので、あちこちの同人印刷所とやり取りをしなくて済むのも良いですね。
オレンジ工房の詳細はこちら
キーリングやミラーにも対応!UCANBADGE
缶バッジ専門の製作所UCANBADGE最大の特徴は、なんといってもサイズと種類が豊富なことです。10円玉より小さな22mmサイズから超大判の100mmサイズまで、バリエーションに富んだサイズと形が揃っています。後ろのピンも、一般的な安全ピンからクリップタイプ、キーリング等、用途に合わせて選べる充実ぶりです。
10個単位の発注ですが、一番安価なフックピンタイプならほとんどのサイズが100円以下で作れるのも魅力的。同人イベントで頒布するのも良いですし、オフ会などのノベルティやスタッフ証の代わりにするというアイデアもありますね。画像だけで缶バッジを作れるテンプレート不要プランもあるので、パソコンを持っていない方にもおすすめです。
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その場で作って楽しめる!日光企画
同人誌とグッズ製作の老舗として有名な日光企画ですが、一般的なグッズ制作に加えて自分たちでいちからグッズ作成を体験できる「同人工房」を開設していることでも知られています。
用意しておいたデータをもとに高品質のプロ仕様の機材を用いて、さまざまなグッズを作れるとして同人グッズ好きの間で人気を集めています。経験豊富なスタッフがサポートしてくれるので、初めての方でも失敗なくオリジナルバッジ作成にチャレンジできますよ。
同人イベント前日に、お友達同士で作りに行くのも楽しそうですよね!一個単位で作れるので、小ロットに対応できるのもポイント。
作る過程も体験してみたい!という方におすすめの印刷所です。
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オプション多数!缶バッジアーク
缶バッジを専門に扱っている印刷所缶バッジアークは、豊富なオプションとサポート体制が魅力です。栓抜きパーツやヘアゴムなどの他ではあまり見ないパーツでも作れるので、オリジナリティをアピールしたい時にもぴったり!ホログラムや蛍光、蓄光等の表面オプションと組み合わせれば、インパクト抜群の缶バッジが完成します。
アナログ原稿のスキャン処理やデザイン作成オプションもあるので、画像加工ソフトを持っていない方も安心ですね。一般的な印刷所と比べて若干作業期間が長いので、同人イベントに絶対間に合わせたい!という時は早めにスケジュールを確認しておくことをおすすめします。
缶バッジアークはこちら
まとめ
缶バッジは同人初心者からベテランまで、気軽にチャレンジできるアイテムのひとつです。デザインや表面加工、背面パーツ等の組み合わせでさまざまなアレンジが楽しめるのも魅力ですね。
作る方法も自作から専門の印刷所への依頼等、予算や必要個数、用途によって選ぶことができます。お気に入りのイラストや写真を使って、気軽にオリジナルバッジ作りを楽しんでみませんか?