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同人誌の印刷料金が安い印刷所8選!【2020年最新版】

せっかく描きあげた同人誌原稿、豪華な装丁で目立つような本にしたいですよね。でも限られた予算では難しい……とあきらめている方も多いのではないでしょうか。

できるだけ安い料金で同人誌を印刷するには、同人誌印刷の相場やそれぞれの印刷方式の特徴を知っておくことが大切です。この記事ではオフセット印刷とオンデマンド印刷の違いや印刷代の安いおすすめ印刷所、セルフ製本についてご紹介しています。


少部数印刷に優しい印刷代が安い同人誌印刷所まとめ

少部数印刷に優しい印刷代が安い同人誌印刷所まとめ

同人誌の装丁や必要部数は作品ジャンルや活動規模、予算によって大きく異なります。しかし印刷方式やプランによって、同じ仕様なのに料金が異なることも珍しくありません。

できるだけ安い料金で印刷するには、それぞれの特徴をよく把握したうえで印刷所を比較することが大切です。ここでは同人誌印刷代が安いおすすめ印刷所を、オフセット印刷オンデマンド印刷に分けてご紹介しています。


同人誌印刷代の相場

同人誌印刷代の相場

同人誌印刷代は「基本料金+オプションや特殊加工+納期調整」というふうに、料金が上乗せされていく形式が一般的です。表紙に特殊紙を使用したり箔押しや小口染め等の特殊加工を追加して、装丁を盛れば盛るほど料金が高くなると考えれば良いでしょう。

特急プラン等の、納期がタイトなプランも料金が高くなります。できるだけ安い金額で豪華な同人誌を作るには、基本プランが安い印刷所や特殊加工が安い印刷所を選ぶのがおすすめです。


部数によって単価が変わる!印刷方式をチェック

部数によって単価が変わる!印刷方式をチェック

同人誌印刷所のサイトでよく見かける「オフセット印刷」「オンデマンド印刷」。オフセット印刷のほうが高いというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

印刷方式と特性を知ることで、より安い印刷代で完成度の高い同人誌を作ることができます。ここではオフセット印刷とオンデマンド印刷、それぞれが持つ特性について解説しています。


少部数の場合はオンデマンド印刷がおすすめ

オンデマンド印刷とは高品質レーザープリンタで、直接デジタルデータを印刷する方式です。規模は違いますが、自宅のパソコンとプリンタで印刷するのと原理としては同じだと考えれば良いでしょう。デジタルデータさえあれば、1枚から印刷可能です。

オフセット印刷のように版を作る必要がないので、少部数同人誌をより安い金額で作ることができます。普及当初はオフセット印刷にくらべてベタにテカリが出やすい、カラーが安定しないなど、オンデマンド印刷特有の欠点もありました。

しかし印刷技術やプリンタの性能アップにより、オフセットと遜色ない印刷品質を実現しています。特にホワイトトナーによる印刷はオンデマンドならではの印刷技術で、オフセットにはない鮮明さが期待できます。

少部数でも装丁に凝ったこだわりの同人誌を作れるのが、オンデマンド印刷の魅力といえるでしょう。ただしオンデマンド印刷はその特性上、大部数の印刷には向いていません。

印刷所にもよりますが、100部を越えるとオフセットのほうが安い料金で印刷できる場合が多いので、事前によく確認しておく必要があります。


大部数の場合はオフセット印刷がおすすめ

アンソロや合同誌等、大部数を印刷する時におすすめなのがオフセット印刷です。オフセット印刷とは転写用の版を作って転写ローラーに移し、それを用紙に転写するという方式です。それぞれに版を製作する必要があるので初期コストがかかり、少部数ではかなり割高になってしまうことが多いです。

しかし一度版を作ってしまえば大量に複製できるので、部数によってはオンデマンドよりも安い金額になることも珍しくありません。100部以上印刷するなら、オフセットを選択肢に入れると良いでしょう。

オフセット印刷の特徴は、なんといっても印刷の均一感です。繊細なトーンワークや広いベタもきれいに再現してくれます。部数ごとの印刷ムラもほとんどありません。商業誌のようなクオリティで大部数の同人誌を作ってみたいと思うなら、オフセット印刷がおすすめです。


中綴じと無線綴じだと印刷代は変わる?

中綴じと無線綴じだと印刷代は変わる?
同人誌に用いられる製本方法として「中綴じ」「無線綴じ」が挙げられます。中綴じと無線綴じは見た目が変わるのはもちろん、開いたときの見え方や耐久性も大きく異なります。ここではそれぞれの特徴や印刷代の違いについて解説しています。


中綴じはホチキス等で綴じる製本方法

中綴じはホチキス等で綴じる製本方法

中綴じとは二つ折りにして両面印刷した紙の中央部分を、ホチキスや糸、針金等で綴じる製本方法です。特別な道具や技術を必要としないので、自家製本の同人誌で経験したことがあるという方も多いのではないでしょうか。

本を開きやすくノド(本の中心部)が見やすいので、開きを活かした誌面構成にも向いています。ただし、中綴じ製本はページ数の多い同人誌に用いることはできません。一般的な印刷所では、40ページ以下の本でしか中綴じを受け付けていないところが多いようです。


無線綴じは糊で接着して綴じる製本方法

無線綴じは糊で接着して綴じる製本方法
無線綴じとは両面印刷した紙の背を合成のりで圧着して、表紙でくるんだ製本方法です。ホチキスや糸を用いずに綴じるので「無線綴じ」、表紙でくるんで仕上げるので「くるみ製本」などと呼ばれていますが、どちらも同じ方法を指しています。

強力なのりで綴じているので非常に強く、ページ数の多い同人誌に向いています。また、背表紙にデザインを入れることができるので、本棚に並べた時のインパクトも期待できるでしょう。


中綴じと無線綴じを使い分けるポイント

中綴じと無線綴じにはそれぞれの特徴があり、その特徴を活かすことで、より同人誌の完成度をアップすることができます。中綴じは同じ仕様の無線綴じにくらべて金額が安いことが多いので、ノベルティや突発本といったページ数が少ない同人誌におすすめです。

他にも見開きを活かしたいイラスト集や設定資料集、プチオンリーのパンフレットにも良いでしょう。


とにかく安く印刷したい!オンデマンド印刷が安い同人誌印刷所

とにかく安く印刷したい!オンデマンド印刷が安い同人誌印刷所

少部数の同人誌印刷は高くなるという定説を覆したオンデマンド印刷。印刷技術の進歩もあり、オフセット印刷に負けないクオリティの印刷品質を提供しているところも珍しくありません。

ここでは「早い・安い・きれい」を実現しているオンデマンド同人誌印刷所をまとめてみました。


ちょ古っ都製本工房 スタンダードタイプ

ちょ古っ都製本工房 スタンダードタイプ
頼んだ人が口を揃えて「とにかく安い」というのが、ちょ古っ都製本工房です。〆切ごとに料金が異なり、10営業日・8営業日・6営業日・4営業日・翌営業日の5コースに分かれています。

なかでも10営業日コースは、他と比べて圧倒的に安い金額が設定されています。表紙や遊び紙の種類が少ないという点を差し引いても、十分メリットがあるといえるでしょう。

アナログ入稿やワード形式も受け付けていますが、データ入稿は本文・表紙ともにPDFデータに限られています。慣れていない方は、事前にデータ変換の方法を調べておくことをおすすめします。

印刷は完全予約制で、最も安い10営業日コースはすぐに予約でいっぱいになってしまう人気ぶりです。大型イベント前はすぐに予約がいっぱいになってしまうので、予約開始日を早めにチェックしておきましょう。

ちょ古っ都製本工房はこちら


プリントネット オンデマンド印刷

プリントネット オンデマンド印刷

一般向けの印刷物を多く取り扱っているプリントネットですが、実は同人誌印刷にも力を入れています。1冊単位で発注できるので、必要な部数だけ印刷することができて便利ですね。

追加オプションも基本的なものは揃っており、カラー口絵角丸加工表紙変更等を使って、ちょっと豪華な同人誌を作ることもできます。特に表紙の紙を替えるとイメージがガラリと変わり、よりゴージャス感が増すのでおすすめですよ。

データ入稿の対応範囲も広く、有料ではありますがワード形式のデータ変換やデータ修正サービスにも対応しています。金額が安いだけでなくサポート体制も充実しているので、ソフトの使い方に自信がない方でも安心して依頼できますね。

プリントネットはこちら


オレンジ工房 ホワイトセット

オレンジ工房 ホワイトセット
グッズ作成で有名なオレンジ工房ですが、実は同人誌の印刷プランも豊富なんです。

オンデマンドの基本プラン「ホワイトセット」は10冊から発注でき、文庫サイズにも対応しています。フルカラー表紙とスミ刷り本文というスタンダードな仕様ですが、表紙を単色カラー印刷にも変更できるのがポイントです。

表紙が単色の同人誌は一見地味に思えますが、表紙に使う用紙次第で面白い効果が期待できます。フルカラー表紙が一般的ななか、シャープでスタイリッシュな雰囲気の1色刷りは、逆に注目を集めるかもしれませんね。

オレンジ工房はこちら


ポプルス スタンダードセット

ポプルス スタンダードセット
こちらもグッズ作成で有名な印刷所ですが、シンプルな装丁の同人誌から絵本のような凝った装丁まで幅広く扱っています。中でも料金が安いのが、オンデマンド印刷のスタンダードセットです。

フルカラー表紙にスミ刷り本文に加えて、PP加工が無料でついてきます。PP加工とは用紙に特殊にフィルムをコーティングしたもので、耐久性がアップするだけでなく見た目の効果も期待できるというものです。

有料オプションで用いられることが多いPP加工がセットになっているので、安価で見映えの良い同人誌を作れるというわけですね。

また、ポプルスはRGB入稿を受け付けていることでも知られています。PhotoShopやClipStudioで作ったデータの色味に近い印刷ができるので、カラー調整に慣れていない方でも安心です。

ポプルスはこちら


安く綺麗に印刷したい!オフセット印刷が安い同人誌印刷所

安く綺麗に印刷したい!オフセット印刷が安い同人誌印刷所
綺麗なベタと繊細なトーンワークを再現したい時に使いたいオフセット印刷ですが、高いというイメージをお持ちの方も多いものです。しかし安い料金でオフセット印刷を使えるプランを設定している印刷所もたくさんあります。

ここでは同人誌初心者でもチャレンジしやすい、シンプルなオフセットプランがある印刷所をまとめてみました。


大陽出版 ビギナーズセット

大陽出版 ビギナーズセット
100ページ/300部まででシンプル仕様のオフセット同人誌を作るなら、大陽出版のビギナーズセットがおすすめです。表紙・本文はスミ刷りのみですが、有料オプションで色インクを選ぶこともできます。

オフセット特有の均一なベタと繊細なラインの再現度は、色上質紙+1色刷りの表紙でも決して地味になりません。料金の中に一か所分の送料が含まれているのもうれしいですね。

オンデマンド印刷とさほど変わりない料金でオフセット同人誌を作れるので、お試しでオフセット印刷にチャレンジしてみたいという時にもぴったりです。

大陽出版はこちら


ホープツーワン 通常印刷

ホープツーワン 通常印刷
老舗印刷所としても知られているホープツーワンはオフセット印刷、オンデマンド印刷ともに豊富なオプションプランが多いことでも知られています。

とはいえ同人誌印刷に慣れていないと、何を選べば良いのか分からなくなってしまいますよね。ホープツーワンでは「見積もりNavi」という独自のWeb見積もりを導入しており、希望の仕様を選択していくだけで料金と〆切が表示されるようになっています。

全てオフセットにすると予算オーバーになってしまうという場合は、表紙のみオンデマンドに変更して金額を抑えるという選択肢もあります。他にもきめ細かなカスタマイズが可能なので、できるだけ安い料金で思い通りの同人誌を作ってみたいという方におすすめです。

ホープツーワンはこちら


丸正インキ アタックNo.1

丸正インキ アタックNo.1
大部数のオフセット印刷が安いと評判なのが、丸正インキです。対応部数は30部から2,000部までと幅広く、少部数印刷から大規模なアンソロまで活用できそうです。

フルカラー表紙・スミ刷り本文・一か所分の送料・PP加工がセットになっているので、基本セットだけで十分豪華な同人誌が作れます。ホログラム箔や表紙特殊紙等の有料オプションも豊富なので、オリジナリティを追求したい方にもぴったりです。

丸正インキはこちら


くりえい社 チンドン・ベリィパック コース1

同人誌専門印刷所として30年以上の歴史を誇るくりえい社にも、安い料金でオフセット同人誌を作れるプランがあるのです。フルカラー表紙・スミ刷り本文・一か所分の送料・PP加工にくわえて、遊び紙もセットされています。

本文用紙も上質紙だけでなく小説同人誌向けの書籍用紙クリームキンマリや、イラスト向けの厚みと柔らかさを持ったフロンティタフが選べるという豪華さ。

もうひとつの特徴は、フルカラー表紙のマゼンタを蛍光ピンクに差し替えられるという無料オプションです。カラー印刷は通常C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(キープレート)の4色で構成されています。

このうちのマゼンタを特色である蛍光ピンクに差し替えることで、より赤系の色を明るく鮮明に際立たせることができるのです。インパクトのある表紙を作りたい方におすすめのプランです。

くりえい社はこちら


とにかく安く同人誌を作りたい人はセルフ印刷&製本がおすすめ!

とにかく安く同人誌を作りたい人はセルフ印刷&製本がおすすめ!
印刷所に依頼するほどの部数や予算はないが、同人誌を作ってみたい。イベントまであまり日がないがなんとか間に合わせたいという時は、セルフ印刷&製本にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

ここではセルフ印刷ができる施設と、セルフ製本のクオリティをアップするポイントをご紹介しています。


キンコーズ

キンコーズ
イベント直前で印刷所は割増プランばかり……という時の強い味方が、キンコーズで作るコピー本です。

キンコーズには中綴じ機能付きのコピー機があり、製本サイズや綴じ方向設定すればコピーからホチキス留めまで、コピー機が自動で製本してくれるのです。手動でコピー本を作ることを考えると、大幅に時間と労力を節約できますね。

ただしコピー機の特徴として用紙の端には印刷ができないので、自分で化粧裁ちをするか、端にかからないデザインの表紙にする必要があります。印刷所に依頼するよりも大幅に安い料金で同人誌が作れるので、予算が厳しい時や無料配布本を作る時に活躍しそうですね。

キンコーズはこちら


コンビニネットプリント

コンビニネットプリント
キンコーズが近くになかったり、遠征先のホテル周辺でコピー本を作りたい時にはコンビニネットプリントもおすすめです。事前にデータを登録しておけば、全国の対象コンビニで印刷することができます。

キンコーズのコピー機のように手差し機能や中綴じホチキスはできませんが、数ページの薄い同人誌や無配ペーパーなら十分対応可能です。安い料金で手早く同人誌を作るなら、コンビニネットプリントも選択肢に入れると良いでしょう。

コンビニネットプリントはこちら


表紙だけ印刷業者に依頼する

できるだけ安い料金で同人誌を作りたいが、あまりチープなのは気が進まないという方は、表紙だけ印刷業者に依頼するという方法もあります。印刷会社の多くは表紙だけ印刷するプランを設定しています。

印刷した表紙と自分でコピーした本文を製本すれば、一見自家製本には見えない豪華なコピー本が完成します。先に表紙だけ完成させて入稿しておけば、イベント直前でも同人誌の制作が可能です。こだわり装丁のコピー本を、できるだけ安い料金で作りたいという時にもおすすめです。


まとめ

まとめ
描きあげた同人誌原稿を引き立てる装丁を作るには、印刷特性やそれぞれの印刷所が出しているプランの内容をしっかり把握することが欠かせません。

より安い料金で素敵な同人誌を作るためにも、自分に合った印刷所を選ぶようにしたいですね。

この記事を書いた人

原野 真里菜

小説書きでツイ廃。一日140字10ツイートできるけど一日1,400字書けないのが不思議。ツイートしてると原稿は進まない。体力づくりのため筋トレを始めた。

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